ネフローゼ症候群 検査 所見
こります。高度になると肺やお腹、さらに心臓や陰嚢にも水がたまります。また低タンパク血症は血液中のコレステロールも増やします。その他、腎不全、血栓症(肺梗塞、心筋梗塞、脳梗塞など)、感染症などを合併する危険性があります。ネフローゼ症候群の原因はさまざまであり、腎生検を含めた検査を行います。 治療は、むくみをコントロールする対症療法(安静・塩分制限・利尿薬)と原因治療(ステロイド薬など)を行います。むくみ(浮腫)の他に、体重の増加、だるさ、尿の泡立ちなどがあります。病院でまず検査するのは尿検査と血液検査です。 上記の場合にネフローゼ症候群と診断します。 診断の助けとなるのは、浮腫ならびに検査では高コレステロール血症です。ネフローゼ症候群では、尿に塩分が出にくくなり、残った塩分は塩水となり、むくみになります。したがって、一番気をつけていただきたいことは、塩分制限をすることです。また、安静も大事な治療であり、治療を始めるときは入院して行います。 ネフローゼ症候群の診断には尿検査などが重要です。それと同時にネフローゼ症候群の原因となっている病気を調べる必要があります。ネフローゼ症候群で用いる検査について解説します。ネフローゼ症候群は体のネフローゼ症候群には治療中の持病や薬、問診から症状については把握できますが症状については本人の感じ方が大きいので身体診察を用いて症状の評価を行います。ネフローゼ症候群の主な症状は浮腫みです。浮腫みが出やすいのは浮腫みは皮膚の下だけにでる訳ではありません。ネフローゼ症候群が重い状態になっていると肺に影響することがあります。呼吸の様子やネフローゼ症候群の原因には脛骨前面(すねの部分)は浮腫みが出やすく診察に用いられます。脛骨前面を指で押して観察することで浮腫みの有無や種類について評価できます。ネフローゼ症候群を診断するにはいくつかの検査を用います。それぞれの検査の概要や目的について解説します。尿検査はネフローゼ症候群の診断において最も重要な検査です。尿検査にもいくつか種類があります。以下ではそれぞれの検査の特徴などについて解説します。【尿定性】尿定性は尿の比重や1日の尿量を1-1.5Lとするとこの尿定性から1日に尿から出るタンパク質の量を推定することができます。例として2+と3+、4+の場合で計算してみます。1日の尿量を1L=10dlとします。例1)尿定性で2+の場合:(100mg/dl)✕10dl=1000mg=1g例2)尿定性で3+の場合:(300-500mg)✕10dl=3000-5000mg=3-5g例3)尿定性で4+の場合:(1000mg/dl)✕10dl=10000mg=10g1日の尿量は推定であり尿定性による計算結果は尿に含まれるタンパク質の量の推定でしかありません。正確には後述する蓄尿検査が必要になります。尿定性は30分もあれば調べることができる簡便さが利点です。尿定性で3+や4+であればネフローゼ症候群の状態になっていることを考えなければならないとも言えます。【尿沈渣】尿を遠心分離機にかけて沈殿した物を顕微鏡を用いて観察する検査を尿沈渣(にょうちんさ)といいます。尿沈渣では【蓄尿検査】尿定性でタンパク尿の推測はできますが正確ではありません。1日にどの程度のタンパク質が尿から出ているかを正確に調べるには1日の尿をためる必要があります。これを蓄尿検査と言います。尿中に含まれるタンパク質の量が3.5g以上の場合はネフローゼ症候群の診断基準に当てはまります。参照:腎臓内科診療マニュアルネフローゼ症候群の人に対して血液検査を行う際には主に以下のポイントに注目しています。ネフローゼ症候群はアルブミンというタンパク質が減少します。ネフローゼ症候群の診断基準ではアルブミンの値は3g/dl以下です。ネフローゼ症候群は腎臓のネフローゼ症候群を起こす病気は多くあります。それは腎臓の病気やセレクティブインデックスはタンパク尿の成分をさらに詳しく観察するための方法です。血液検査と尿検査の両方を用います。セレクティブインデックスの算出方法は難しいので中身を理解しなくても問題はありません。セレクティブインデックスは以下の計算方法で算出されます。IgG(アイジージー)とTf(トランスフェリン)はタンパク質の種類の名前です。セレクティブ・インデックスは3段階に分けて評価されます。セレクティブ・インデックスは原因となる疾患の推定に役立ちます。高選択性であれば超音波を体に当てると、超音波の跳ね返りから体の中の様子を画像で観察できます。腎臓の形や大きさ、血管の走り方などがわかります。腎臓は病気の状態に応じて大きくなったり縮んだりすることがあります。ネフローゼ症候群では腎臓の形に変化がないことも多いです。腹部超音波検査だけでは十分ではなく、より詳しく調べる必要がある場合には、腎生検は腎臓でどのような異常が起きているかを確認するために腎臓の一部を取ってくる検査です。腎生検はネフローゼ症候群などで現れるタンパク尿などの異常がある場合に検討されます。出血のリスクもあるので、入院で行うことが多いです。腎臓は背中側にある臓器です。以下は腎生検の手順です。腎臓の組織に、腎生検に用いる太い針を刺して一部を取り出します。体を大きく切る必要はありません。以下は腎生検の流れです。【腎生検の流れ】腎生検は順調であれば数日程度の入院で行うことができます。腎生検でとりだした腎臓の一部を病理検査(顕微鏡で詳しく観察する検査)で診断します。病理検査については後述します。【腎生検の腎生検は太い針を腎臓に刺して腎臓の一部を取り出す検査です。いくつか注意が必要な合併症があります。合併症とは検査や治療で起こる望ましくない結果のことです。■出血腎臓はとても血流の多い臓器です。腎臓には大小様々な血管が張り巡らされています。腎生検では超音波検査を用いて血管を避けて針を刺しますが、血流が豊富なために小さな血管からでも思わぬ量の出血をすることがあります。腎臓からの出血は体の外からの圧迫で止血することが多いですが、出血量が多いときには輸血や■血尿腎臓は尿をつくる臓器です。このため腎生検での出血が尿に交ざると血尿として自覚することがあります。血尿は薄い色のものであったり一回程度ならば問題はありません。尿を自分で観察することは容易なので検査後しばらくは尿を観察してみてください。もし濃い尿が続くのであるならば検査した医療機関に相談する必要があるかもしれません。退院前にはどの程度の血尿であれば受診が必要かをはっきりさせておくこともまた大事です。■感染腎生検を行う過程で■腎生検ではいくつかの薬を使います。使用する薬は鎮痛に用いる麻酔薬などです。薬に対するアレルギーは一人ひとりで違います。アレルギーには病理検査は人間の体の一部を取り出したものを顕微鏡で観察する検査です。ネフローゼ症候群の病理検査は腎生検でとりだした腎臓の組織を顕微鏡で観察することを指します。病理検査によってネフローゼ症候群の原因となっている病気について診断することができます。病理検査による診断にもとづいてその後の治療についての方針が定まります。